バージョニング
lint ルールや format レイアウトなどの修正により、スクリプトが通らなくなる可能性があります。これらの変更の性質上、範囲演算子を使うのではなく、正確なバージョンを package.json
に保存することを 強く推奨します。
この方法によって、スクリプトが予期せず失敗することがなくなります。
セマンティックバージョニング
Section titled セマンティックバージョニングBiome はセマンティックバージョニングに従っています。Biome はツールチェーンという性質上、どのような変更がメジャー、マイナー、パッチとみなされるかが不明確な場合があります。それを解決するために、以下のバージョンガイドを使用しています:
パッチリリース
Section titled パッチリリース- 有効なコードに対してlintエラーを発生させるlintルールの修正(偽陽性)
- 不正確なコード提案の修正
- 無効なコードを生成するか、プログラムのセマンティクスを変更する構文のformat修正
- ドキュメントの改善
- Biomeの機能を変更しない内部の変更:
- リファクタリング
- パフォーマンスの改善
- テストカバレッジの向上や変更
- 診断の文言の改善や診断のレンダリングの修正
- リリース失敗後の再リリース
- 確立された構文のformatの変更
マイナーリリース
Section titled マイナーリリース- 最近導入された言語機能の lint と format のサポート追加(これにより lint エラーが増える場合があります)
- 推奨ルールの削除
- 既存ルールの非推奨化
- format や lint 結果に影響のない新たな設定オプションの追加
- 新しい推奨 lint ルールの追加、または既存の lint ルールの nursery グループから stable グループへの昇格
- nursery 以外の lint ルールの削除、nursery グループへの降格
メジャーリリース
Section titled メジャーリリース- format や lint エラーに影響を与える設定オプションの追加/削除・デフォルト値の変更
- Biome の公開 API の変更
- 特に注目を集めるべき新機能やツールの昇格
Visual Studio Code 拡張機能
Section titled Visual Studio Code 拡張機能Visual Studio Codeは、拡張機能についてプレリリースタグをサポートしていません。そのため、Biomeは以下のバージョンスキーマを使用して安定版とプレビュー版を区別します:
- 安定版リリースは偶数のバージョン番号を使用します:10, 12, 14, 16, …
- プレビュー版は奇数のバージョン番号を使用します:11, 13, 15, 17, …